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Bose SoundLink Revolve+ II レビュー|ダクトレールに逆さ吊りにして天井から音が降るカフェ風の空間を作った話(自己責任です)

先に結論

  • ダクトレールにスピーカーを逆さ吊りしてカフェ風の空間を作る流れ
  • 吊り下げに必要だった機材4点
  • 公式非対応の逆さ吊りで気をつけたこと(落下・破損・振動)
  • Bose SoundLink Revolve+ II を選んだ理由と Echo Dot との違い
  • 常時充電しっぱなしでのバッテリー劣化と、その工夫

カフェのような音楽空間を自宅で作りたい人、天井から音が降るBGM演出をしてみたい人、Boseのサウンド、特に低音が好きな人、白黒インテリアやダクトレールで統一したい人、2台リンクでステレオ化する拡張性に惹かれる人におすすめです。

Instagramで見た「天井から音が降るカフェ」を、自宅で再現したくなった

きっかけは、Instagramで流れてきた一枚の写真でした。天井のレールからスピーカーが逆さに吊るされていて、その真下のテーブルで誰かがくつろいでいる。上から音が降ってきているのだろうと思ったら、なんだか無性にうらやましくなったのです。

ちょうどわが家の天井には、ダクトレールがありました。もともとはスポットライトを付けるために引いたものです。照明のために用意したレールに、まさかスピーカーを吊るすことになろうとは、そのときは思ってもいませんでした。

この記事では、Bose SoundLink Revolve+ II をダクトレールに逆さ吊りして、部屋を「上から音が降るカフェ風空間」にした話を書きます。先に断っておくと、この逆さ吊りはメーカーが想定していない使い方で、完全に自己責任の内緒のセッティングです。良かった点も、落下やバッテリーへの正直な不安も、隠さずに書いていきます。

Bose SoundLink Revolve+ II(ラックスシルバー)

Bose SoundLink Revolve+ II(ラックスシルバー)


ダクトレールから逆さ吊りにした Bose SoundLink Revolve+ II
ダクトレールから逆さ吊りにした Bose SoundLink Revolve+ II

まず、このスピーカーの素性を整理しておきます。Bose SoundLink Revolve+ II は、円柱形のポータブルBluetoothスピーカーです。名前に「+」が付くとおり、無印の Revolve II より一回り大きく、ずっしりと重い上位モデルにあたります。

最大の特徴は、360度に均一に音を広げる設計です。正面という概念がなく、どの向きに置いても同じように音が回る。そう、天井から吊って全方位に音を広げるためにこの形状になっているのです。… という冗談は抜きにして、まさにこの用途におあつらえ向きということですね。

Bose SoundLink Revolve+ II 流石の質感である
Bose SoundLink Revolve+ II
流石の質感である

一方で、世代としては新しくありません。充電端子はmicro USBで、最新のUSB-Cではない。最新のBoseアプリのイコライザーにも対応せず、使えるのはBluetooth接続を助ける古いアプリ程度です。この「あと一歩、古い」という点は、後の気になる点であらためて触れます。

バッテリーは公称で最大17時間ほど再生できます。IP55相当の防塵・防滴性能も備えていて、本来は屋外に持ち出しても使えるタフさが売りです。つまり、屋内の天井に据え置くだけの今回の使い方は、製品の体力からするとかなり余裕のある部類だと思います。

なお、本体のカラーは私が選んだラックスシルバーのほかにブラックもあります。黒でインテリアをまとめているなら、レールや照明と色を合わせてブラックを選ぶ手もあると思います。それと、シリーズには一回り小さい無印の SoundLink Revolve II もあります。音の厚みは「+」に譲りますが、軽いぶん吊り下げには素直に有利です。レールの耐荷重や部屋の広さによっては、小型のほうが正解になる場面もあるはずです。


上面はさらさらとしたシリコン製
上面はさらさらとしたシリコン製

型番SoundLink Revolve+ II
サウンド360度
充電端子micro USB
連続再生最大約17時間
防塵防滴IP55相当
ステレオ化2台リンク対応

なぜ Revolve+ II を選んだのか(対抗馬は Echo Dot 旧世代だった)

吊るすスピーカーを探すとき、私が最初に課した条件は二つでした。ひとつは、スタンド用の1/4インチ(直径6.5mm)ネジ穴があること。ここに雲台をかませれば、逆さまにしてダクトレールから吊るす取っかかりになります(もちろん逆さ使用はメーカーの想定外です)。もうひとつは、円柱形など、逆さに吊っても違和感のない形であること。Marshallのような長四角の箱型を逆さに吊ると、どうしても「無理やり付けました」という顔になってしまう。天井から下がっていても自然と馴染む形がよかったのです。

この二つを満たすものを洗い出すと、候補は Bose SoundLink Revolve+ II と Amazon の Echo Dot(旧世代)の二つに絞られました。逆に言えば、ネジ穴の有無も、インテリアへの馴染みも、この二機種ではほとんど差がつきません。丸くて吊るしやすく、部屋にすんなり収まる点は、正直どちらも同じくらい合格点です。

決め手は音質。Boseは主軸がスピーカーだから

では、最後に何がBoseを選ばせたか。音質です。わが家には Echo Show 5 もあって、Echoの音は普段から耳にしています。決して悪くはない。ただ、飛び抜けて良いわけでもない、というのが正直な体感でした。Echoはあくまでスマートスピーカーで、主軸は音声アシスタントのほうにあります。対してBoseは、Alexa搭載モデルこそあるものの、主軸はどこまでもスピーカーです。純粋な音の良さで比べれば、Boseが勝つだろう。そう踏んだのが決め手でした。

そこに、半分は思い入れも重なっています。高校時代に使っていたBoseの有線イヤホンの音に感動して以来、私はこのメーカーの低音を信頼しています。普段ベースを弾くこともあって、低音がしっかり出るかは外せない条件でした。同じBoseでも、ヘッドホンのBose QuietComfort Ultra(第2世代)を別記事で紹介していますが、あの低音の気持ちよさが、今回の選定でも頭にありました。

360度サウンドが「上から降らせる」用途に合う

もう一つ、Revolve+ II が今回の目的にはまっていたのが、360度に音を広げる設計です。このスピーカーは正面を持ちません。真下だけでなく、部屋全体に音が回っていく。ピンポイントで一方向に飛ばすタイプより、空間をふわっと満たすカフェのBGMには向いていると考えました。

では、対抗馬のEcho Dotと具体的にどう違うのか。判断の軸を表に整理しておきます。


比較軸Bose Revolve+ IIEcho Dot(旧世代)
音質・低音
インテリアとの馴染み○(円柱形)
手軽さ・スマート機能◎(音声操作)
軽さ・吊りやすさ△(重い)◎(軽い)
いまの入手性△(新品が細ってきている)△(新品が細ってきている)
Bose SoundLink Revolve+ II(ラックスシルバー)

Bose SoundLink Revolve+ II(ラックスシルバー)

表にすると分かるとおり、手軽さと軽さはEcho Dotに分があります。入手性はどちらも新品が細ってきていて、いまや大きな差はありません。それでも私は、音質を優先してBoseを取りました。ちなみに、本当は小型の Revolve II を狙っていたのですが在庫切れで、大型の Revolve+ II を確保できるうちに、と急いで手に入れた経緯もあります。

吊り下げに必要だった機材4点

実際に吊るすまでに揃えたものは、本体を除くと4つでした。特別なものは、ほとんどありません。

必要なものたち
必要なものたち
  • ダクトレールフィクサー(固定用の雲台):レールに挟み込んで固定し、スピーカーのネジ穴と結ぶ要のパーツ。
  • ダクトレール用のコンセントアタッチメント:レールから電源を取るためのもの。ここにUSB充電器を挿します。
  • USB充電器:本体付属のもので足りました。
  • 短い micro USB ケーブル(USB Type-A → micro USB):これが地味に効きました。付属ケーブルは長すぎて、天井付近にコードがだぶついてしまう。10cm前後の短いものを別途買い、常時給電しながら見た目もすっきりさせました。

実際に使ったものは、このあたりです。フィクサーはコンセントが一体になったセット版もあり、これ1つで固定と給電をまかなえます。私は別々に買いましたが、これから揃えるならセット版のほうが手数は少なくて済みます。

ダクトレールフィクサー コンパクトタイプ(白)

ダクトレールフィクサー コンパクトタイプ(白)

ダクトレールフィクサー コンパクトタイプ(白)・コンセント付き

ダクトレールフィクサー コンパクトタイプ(白)・コンセント付き

東芝ライテック ライティングレール用抜止コンセント(白)NDR6012

東芝ライテック ライティングレール用抜止コンセント(白)NDR6012

オーディオファン 両端子L字microUSBケーブル 約12cm

オーディオファン 両端子L字microUSBケーブル 約12cm

ダクトレールから電源を取れるおかげで、コンセントまで配線を這わせる必要がありません。天井のなかで電源と設置が完結するのは、吊り下げならではの気持ちよさだと思います。

ミニマルなおさまり。 しかしUSBケーブルの向きが・・・
ミニマルなおさまり。
しかしUSBケーブルの向きが・・・

余談ですが、上の写真を見て、USBケーブル生える方向、もう少し最適があるのではと思ったそこのあなた。全くもってその通りで、私も少しミスったなと思う次第です。USB-Aとmicro USB、ともに上下がある関係で、左右どちら方向に向けてコードが出るかで2×2の4パターン商品があります。私が買ったのはリンクを貼ったパターン1というもので、少なくともこれを買えば写真のようにはなります。しかしおそらく、パターン2〜4のうちにより最適解があると思われますが、私は頑張って解読しようと思いましたがどうもうまくシミュレーションできなかったので、これを真似したい人かつ最適化したい人は正解パターンを探ってみてください…

さらにもう一点、このUSBケーブル、はじめに買った時はType-A端子がひしゃげておりました(配送中の事故かもしれませんけどね)。Amazonで私は購入しましたが、その旨連絡するとスムーズに返品可能だったので、Amazonを利用されると安心かもしれません。返品後再度購入したものは綺麗な状態で無事使えました。今回の用途では、ミニマルさ的にこの商品以外選択肢がないと思いますので、一応こういったことがあったよということと、問題なかったことは報告しておきます。

逆さ吊りは公式非対応=自己責任。落下・破損への正直な不安と、私がした工夫

ここが、この記事でいちばん正直に書いておきたいところです。底面から逆さまに吊るす使い方は、Boseが想定していない運用で、完全に自己責任です。落ちれば本体は壊れますし、真下に人がいれば危ない。メーカー保証の対象からも外れると考えておくべきです。

そのうえで、私がしている備えと、していない備えを両方書きます。まず、落下防止ワイヤーは付けていません。ここは真似する方には正直におすすめしにくい点です。代わりにやっているのが、次の2つです。

ひとつは、雲台をこれでもかというほど締め込むこと。緩みがすべての元凶になるので、ここだけは念入りにしています。もうひとつは、ダクトレールの中心に設置することです。端に寄せるとレールの片側だけに荷重がかかって怖い。中心はシーリングソケットと接している部分の真下にあたるので、構造的にいちばん強いだろうと考えました。

実際のところ、半年使ってみて、本体もレールも破損やガタつきはまったく出ていません。低音を強めに鳴らしても、いまのところ問題はない。とはいえ、重い Revolve+ II をあえて吊っている以上、油断は禁物だと思っています。世の中には「+IIは重いから軽い無印を吊るほうがいい」という考え方もあり、それはまったく理にかなっています。重い方を選ぶなら、そのぶん落下対策は手厚くすべきでしょう。

もうひとつ、集合住宅の方に伝えておきたい注意点があります。天井に直付けしている構造上、スピーカーの振動が天井、ひいては上の階へ伝わりやすい可能性があります。大音量で長時間鳴らすような使い方は、その点も頭の隅に置いておいたほうがよいと思います。

常時充電しっぱなしでバッテリーは劣化しない? 付属ケーブルが長すぎる問題も

吊り下げ運用では、基本的にケーブルを挿しっぱなしにして常時給電しています。天井の上でいちいち充電し直すのは現実的ではないからです。ここで気になるのが、フル充電を保ち続けることによるバッテリー劣化です。

Boseの公式には、満充電になると自動的に充電を止めて過充電を防ぐ仕組みがある、という趣旨の記載があります。ただ、その効きめが実際にどれほどなのかは、私には検証できていません。ここは正直に、「仕組みはあるらしいが、長期でどう出るかは分からない」と書いておきます。半年の時点では、体感できるような劣化は今のところ感じていません。

もう一点、地味な工夫が先ほど触れた短いケーブルです。付属の長いケーブルだと、余った分が天井付近でとぐろを巻いて、せっかくの見た目が台無しになる。10cm前後の短いケーブルに替えるだけで、吊り下げの完成度はぐっと上がりました。

実際どうだった? 朝のカフェBGM・夜のジャズ・環境音、上から音が降る暮らし

肝心の、暮らしがどう変わったか。結論から言えば、お店にいるような雰囲気は、思っていた以上にちゃんと出ました。スピーカーが視界の上のほうにあって、音がそこから降ってくるというだけで、同じ曲でも聴こえ方が変わるのは面白い発見でした。

特に相性がよかったのは、休日の朝に流すカフェミュージック、夜にゆっくり聴くジャズ、そして雨や焚き火といった環境音です。目の高さのスピーカーから正面で聴くのとは違って、音が空間全体に溶けていく感じがある。作業中でも邪魔にならず、それでいて部屋の温度をひとつ上げてくれます。

音質そのものも良好です。低音はこのサイズにしてはしっかり出ますし、360度設計のおかげで、部屋のどこにいても音がやせません。良かった点をまとめておきます。

  • 天井から音が降ることで、カフェのような空気が本当に作れる
  • 360度サウンドで、部屋のどこにいても音が均一に届く
  • このサイズとしては低音がしっかりしていて、BGMが痩せない
  • ダクトレールから給電できるので、配線が天井の中で完結する

気になる点・あと一歩の点

もちろん、良いことばかりではありません。これの再現を検討している方のために、気になる点も具体的に書いておきます。

  • スピーカーが1発なのでモノラル。ステレオに慣れた耳だと、やや物足りなさは残る
  • 世代が古く、充電は micro USB。最新Boseアプリのイコライザーなどは使えない
  • 逆さ吊りは公式非対応で、重い本体を鳴らし続けることへの不安はゼロにはならない
  • 腹に響く本格的な低音は、音量を抑えた常用ではどうしても出しきれない

最後の点は、少し補足しておきます。これはスピーカーの性能が足りないという話ではありません。そもそもイヤホンやヘッドホンは、耳にダイレクトに届くぶん、小さな音でも低音から高音まで細部までよく聞こえます。一方スピーカーは、離れた場所から聴くので、細かい音を体で感じるにはある程度まで音量を上げる必要がある。ただ、わが家では上の階への配慮もあって爆音では鳴らしません。結果として、腹に響くような重低音を含めた、迫力あるサウンドまでは出しきらない、というのが実際のところです。腹に響く低音がどうしてもほしいなら、素直にもっと大型のスピーカーを検討したほうがいい。あくまで「カフェの空気を作る」用途で光るスピーカーだ、という理解が正確だと思います。

音の物足りなさは、2台リンクでステレオ化できる余地がある

モノラルの物足りなさについては、逃げ道が用意されています。SoundLinkシリーズは、同じスピーカーをもう1台つないでステレオ化できる機能を持っています。左右に音を振り分ければ、音の広がりも音量も一段上がるはずです。

ただし、これは私自身がまだ試していません。今は1台での運用です。機能として可能だということは確かなので書いておきますが、「2台で鳴らすとこう変わった」という実体験までは、正直に言えばまだ語れません。

本音を言えば、野望はもう少し先まであります。いまは賃貸なので実現できていませんが、いつかは2台をリンクさせて、天井に据えたスピーカーとプロジェクターを組み合わせ、天井から音が降ってくる完全なホームシアターを作ってみたい。天井の左右から音が降り、目の前の壁には大画面――そんな部屋をひそかに思い描いています。

今から同じ環境を作れる? 入手性が下がってきた今の現実解

これからこの環境を構築したい方に、水を差すようで申し訳ないのですが、正直な現状も書いておきます。Bose SoundLink Revolve+ II は、新品で手に入れるのが年々難しくなってきています。「廃盤」と言い切れるだけの公式な情報は私も確認できていませんが、店頭の在庫が細ってきているのは事実です。

今から同じように「スピーカーを吊りたい」となると、円柱形で吊りやすい候補は、この Revolve+ II か Echo Dot 旧世代あたりに絞られてきます。どちらも新品が細ってきていて、ハードルが上がってきているのは否めません。もし在庫を見つけられたら、それは一つの縁だと思って確保しておくのもありだと思います。

どんな人におすすめで、どんな人には向かないか

ここまでを踏まえて、向き不向きを正直に整理します。まずおすすめできる人は、カフェのような音楽空間を自宅に作りたい人、そもそも上から音楽が降ってくるという環境そのものにワクワクする人、そしてBoseの、特に低音の質感が好きな人です。白黒やモノトーンでインテリアをまとめている方なら、シルバーの円柱は照明やレールとよく馴染みます。黒で揃えたいならブラックもあります。

逆にあまり向かない人もいます。腹に響く本格的な低音や、細かく音を追い込むオーディオ体験を求める人には、このサイズは力不足です。落下や振動のリスクを負ってまでDIYで吊るすことに不安がある人も、無理に真似する必要はありません。吊ることそのものにこだわりがないなら、Echoでも何でも、好きなスピーカーを素直に据え置きで使えばいいと思います。

まとめ

Instagramで見たあの一枚から始まった逆さ吊りは、半年経ったいまも、わが家の休日に静かに効いています。天井から音が降るというだけで、いつもの部屋が少しだけカフェっぽくなる。手間も一応リスクもあるセッティングですが、やってみた満足度は高いというのが、正直な総合評価です。

くり返しになりますが、逆さ吊りは公式非対応の自己責任です。落下・破損・振動のリスクを承知のうえで、締め込みと設置位置には気を配ってください。それさえ守れば、日常のBGMがぐっと豊かになる遊びだと思います。同じBoseの音が好きな方は、ヘッドホンのBose QuietComfort Ultra(第2世代)のレビューもあわせてどうぞ。

いつか2台目を吊るして、天井の左右から音が降ってくる日を楽しみにしています。


あまり違和感なし…(ないよね?)
あまり違和感なし…(ないよね?)

Bose SoundLink Revolve+ II(ラックスシルバー)

Bose SoundLink Revolve+ II(ラックスシルバー)

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